うっぱ村便り

動物、芸能、映画、甘いものが大好きな女子によるブログ

今回も泣けた『西郷どん』!

   前回の突然の斉彬の「ほぼナレ死」に続き、またまたセゴどんが大変なことになっている。

  ドラマ開始からわずか4回で師と仰いだ赤山氏が衝撃的な死を迎えた事といい、今回の大河は大物キャラの突然の死が物語の重要な原動力になっていると言ってよい。

  斉彬は京に兵を出すための軍事教練中に突然倒れ、まさかのそのまま逝去。この描き方には賛否両論あったようだが、私はこれは敢えてのことだと思う。この「えっ、何、嘘でしょ?!」みたいなのは、当時の西郷にとっても同じだったのではないか。だからその喪失感も、これからどうしたらいいのか、という戸惑いも、見ていてすごく伝わってくるんである。そして、あんまり突然すぎて、しばらく泣くこともできなかった西郷が、お尋ね者になってどんずまりのときに見た斉彬の幻影にすがって号泣するシーン。これには思わずこちらも泣けてしまった。

  西郷のことあんまり詳しく知らないのをいいことに、今回は敢えて原作もウィキペディアも読まずにセゴどんと一緒に体験していくことにしている。

  橋本左内は捕まってどうなってしまうのか?あんな可憐な篤姫は、もう未亡人になってしまってこの先どうなるのか?ヒーさまこと慶喜公は3年も蟄居させられたってホント?とかいろいろ心配&ビックリなことばかりで、もはやジェットコースターのような展開で目が離せない。

  あと、今回の大河ではキャスティングの妙が光っていると言ってよい。今は何と言っても月照さん!尾上菊之助さんという歌舞伎の方で、やっぱり常人とは雰囲気が全然違うのだ。上方の貴族階級の僧侶という役がぴったりで、まさに「月照さん」そのものなのである。又吉のかなり変だけどちょっとお茶目な「家定」が見られなくってすごく残念だけど、これから月照さん注目である。お願いだから次回でナレ死とかしないで!